コーディネーショントレーニングはドイツが発祥のトレーニング理論です。
本記事ではコーディネーショントレーニングに関する基礎的な知識を紹介します。
コーディネーショントレーニングって何
定義
コーディネーショントレーニングとは、「場所と目的に合わせて動きを組み合わせたり、組み替えたりするトレーニング」のことを指します。
- ドリブルスキップ→スキップをしながらドリブルをする
- リアクションじゃんけん→後出しで素早く勝つ手を出す
もともとスポーツは、労働や日常のルーティンワークに閉じ込められていた動きを解放する目的があります。人間の持っているありとあらゆる動きを開拓していくのです。その人間の動きの開拓をトレーニングの中に持ち込んだものをコーディネーショントレーニングと言います。
目的
- 運動神経の向上
- からだのキレを向上させる(動作をスムーズに見せる能力)
コーディネーショントレーニングは動作の習得を目的とはしていません。そのため反復練習よりも、多様な種類のトレーニングをすることを優先します。
- レジスタンストレーニング→筋力を鍛える
- 有酸素トレーニング→心肺機能を鍛える
- コアトレーニング→体幹を鍛える
- コーディネーショントレーニング→神経系を鍛える
様々な環境の中で多種多様な動きをすることにより、神経系を刺激していきます。そうすることで自身の身体を思い通りに動かすことができるのです。
役割
コーディネーショントレーニングをすることで「コーディネーション能力」を高めることができます。
このコーディネーション能力は「技術」と「身体能力」の橋渡しのような役割をします。
例えば、筋肉があるからといって早く走れるわけではないですよね?早く走るには「高い筋力」と「走る技術」が必要です。この2つを繋ぐ接着剤のような能力をコーディネーション能力といいます。
コーディーショントレーニングの一例
後出しジャンケン
リズムに合わせてじゃんけんをする。片方は後出しをしてよいが必ず勝たなければならない。
空中タッチ
ペアになる。タイミングを合わせてジャンプをして空中で手のひらでタッチする。
ボールキャッチ
ペアになり片方がテニスボールを持つ。もう片方はボールの上に手を置いた状態で構える。 ボールを好きなタイミングで離し、そのボールが地面につくまでにキャッチする。
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