幼児期に英語を始めるメリット3選

幼児

第二言語の習得能力には臨界期があり、ある一定の年齢を超えると身につける事が難しくなります。そのため幼児期に英語を始めることのメリットは非常に大きいと言われています。

今回は幼児期に英語を始めることで得られるメリット3つを紹介します。

幼児期に英語を始めるメリット3選

発音が良くなる

幼児期から英語を始めることで発音のレベルが高くなることがわかっています。言語習得において、音の吸収は子どものうちしかできないからです。

日本人はrとlの発音の違いを聞き分ける事が苦手です。なぜならば、日本語の音はrとlの中間の音のため、英語学習をしなければrとlの違いが分からなくなるからです。そのため、幼児期から英語を学習することによって、英語を音として正しく脳が処理することが可能になります。

正しく音を聞けるということは、正しく発音できることにつながります。幼児期はスラスラと英語を話すことができなくても、多量のインプット適切なアウトプットをすることで綺麗な発音を手に入れることができます。

英語学習の抵抗をなくせる

「好きこそ上手なれ」ということわざがありますよね。これは、「楽しんでやることによってうまくなるものであるということ、又は、あることに熟達するには、それを楽しめるようになることが肝要であるということ。」という意味のことわざです。

英語学習も同様に好きでなければ上手くはなりません。

最近の小学生の嫌いな教科ランキングでは「英語」が上位にランクインする傾向があります。これは小学校で英語が始まる学年になる頃には、幼児期から英語学習を始めている子と差がついてしまい「周りと比べて自分は英語ができない」と感じてしまうため、と言われています。

学習の早期開始で英語ができるようになれば、それが「得意」になり「好き」になり、「自信」につながります。

吸収が早い

冒頭で紹介したように、第二言語の習得能力には臨界期があります。具体的には7歳までが最も習得能力が高くそれ以降は急激に低下していきます。

赤ちゃんの時から脳は「聞く音と聞かない音」を区別するようになります。これにより、普段耳にする母語(日本語)に含まれる音は、母語に含まれない音に比べて聞き取りやすくなるのです。成長につれて、母語(日本語)に含まない音は脳がブロックするようになるため、思春期を過ぎると、新たに言語を学ぶときに苦労するようになるのです。

幼児期の英語学習 Q&A

日本語の習得に悪影響はないのか?

幼児期から英語を始めると日本語の習得に悪影響はないのか?と不安にされる方がいます。

安心してください。幼児期に英語を始めたからといって、日本語に悪影響はありません。むしろ、0歳から英語を学ぶ始めた子どもが3歳になたときの調査で、聞いた日本語を反復する力が、英語を学んでいない3歳児より高いという結果もあります。

よく聞く、日本語学習の悪影響が起きるのは、海外生活で日常的に英語環境に浸かっている子どもに起きやすいと言われています。

1日数十分、週に1回の英語教室などでは日本語に悪影響を及ぼすことはないのです。

英語に触れる時間が短いと意味がないのか?

一般的に人間は忘れる生き物です。エビングハウスの忘却曲線でも言われているように、人の脳は勉強したことを1時間後には56%忘れ、1日後には74%忘れるとされています。

それでは英語学習の時間が短いとすぐに英語を忘れてしまうのでしょうか?

そんなことはありません。言語は一度習得しても時とともに忘れていくが、幼児期に聞いた「音」は一度学習すると忘れづらいことが、研究で明らかになっています。そのため、短時間でも英語に触れることによって幼児期は英語を身につける事ができます。

ただ、高いレベルの英語を身につけるには幼児期は大量のアウトプットと少量の適切なアウトプットが必要といわれています。毎日少しずつでも良いので英語に触れる習慣を作りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました